海獣の子供 五十嵐大介
これまでたくさん漫画本を読んできましたが、
ごく個人的に、
「海獣の子供」ほど感動した作品はありません。
作者である五十嵐さんは、
基本的にアシスタントは置かず、
背景も自分で書かれているそうです。
あるインタビューで
「もしアシスタントにまかせるなら、
キャラクターを書いてもらいます(笑)」
と言われていました。
一度制作中の映像を見たことがありますが、
どこにでもあるようなボールペンで、
活き活きと陰影のある画を
産み出していく姿には脱帽でした。
海と誕生に纏わる物語です。
自分の現在地を確認できる、
素晴らしい作品です。